和菓子作りに欠かせない小豆は、「美味しく食べられる健康食材のひとつ」としてさまざまな世代の人々や企業から注目を集めています。今回は、そんな小豆の意外な栄養と効果、1日の摂取量、なぜ主な産地が北海道なのかもあわせて詳しくご紹介していきます。
注目食材の小豆はなぜ北海道産?
農林水産省が発表した令和5年産の調査では、前年産に比べ、全国で1,600ha(7%)の面積増加が見られる小豆。主な産地は北海道で、全国の作付面積である2万4,800haのおよそ80%(2万900ha)を占めています。
小豆栽培が北海道でなぜ盛んなのかというと、昼と夜の寒暖差が大きい地域で育てると糖分の高い小豆を作れるから。また、連作障害の起きやすい小豆を育てるには広大な土地が必要です。
参考:令和5年産大豆、小豆、いんげん及びらっかせい(乾燥子実)の作付面積
小豆は身体に良い?意外な栄養と効果6選
和菓子作りに欠かせない小豆。自然な甘みの美味しさがクローズアップされがちですが、実は他にも小豆を食べると身体に良いメリットがたくさんあります。小豆(ゆで小豆)の持つ意外な栄養と効果について詳しくご紹介していきます。
①食物繊維(便秘解消・デトックス)
小豆の持つ意外な栄養と効果は、豊富な食物繊維による便秘解消効果です。一見、食物繊維が豊富なイメージが少ない小豆。100gあたり食物繊維総量は8.7gとごぼうの6.1gを上回る数値であるため、便秘解消やデトックスしたい方にぴったりの食材です。
②鉄分(貧血予防)
可食部100gあたりの鉄分量が1.6mgの小豆は、貧血予防にも貢献してくれる栄養ある食材のひとつです。鉄分豊富で有名なほうれんそうでも100gあたりの含有量は0.9mg。貧血予防のために鉄分摂取を心がけている方は、小豆もぜひ候補の食材に入れてみましょう。
③たんぱく質(筋肉を増やす)
意外にも、小豆は筋トレとも相性の良い食材です。可食部100gあたりのたんぱく質量は8.7g。鶏むね肉の24.4gには負けてしまいますが、なかなかの数値を誇っています。調理食材が偏りがちな筋トレ中は、小豆も取り入れて多彩なメニューを準備していきましょう。
④カルシウム(骨や歯をつくる)
骨や歯をつくり出し、丈夫にする効果のあるカルシウム。小豆には100gあたり27mgのカルシウムが含まれています。牛乳の1/4程度のカルシウム量ではありますが、牛乳が苦手な方やカルシウム摂取に励みたい成長期のお子様には強い味方となるでしょう。
⑥脂質(ダイエット)
100gあたり0.8gと脂質が低い小豆は、ダイエット中のスイーツとしてもおすすめの食材です。洋菓子だと、植物性脂肪でもホイップクリームは36.1gと脂質が高め。和菓子作りに欠かせない低脂質の小豆なら、脂質をそれほど気にすることなくダイエットに励めます。
小豆の1日の摂取量は?毎日食べても大丈夫?
小豆が栄養たっぷりな食材といっても、偏って食べ過ぎると何かしらの不調やカロリーオーバーによる体重増加を招いてしまう心配もあります。小豆の素晴らしい栄養と効果を活かすには、栄養バランスを考えつつ、適量を食べることが重要となるでしょう。
厚生労働省の発表では、豆類の1日の摂取量は100gと記載されています。小豆の摂取目安の内訳までは設定されていませんが、大豆やえんどう豆などもあわせて1日あたり100g以下に収まるように食べるようにすることがおすすめです。
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小豆は栄養たっぷり!世代問わず元気になれる
世代問わず、身体に良い栄養や効果がたくさん期待できる小豆は魅力的な食材です。食後のデザートやおやつなど、毎日の食を楽しむシーンに取り入れて、健康づくりに役立てていきましょう。